パスカル・アグラパール

■ ワイナリー概要

優れたRM生産者がひしめきあうグランクリュ・アヴィズ村にて、10haに及ぶ自社畑を保有する家族経営生産者。現在は5代目にあたるアンブロワーズがセラーに住み込み、当主である父/パスカルと一緒にブドウ栽培・ワイン醸造に取り組んでいる。（パスカルの兄弟が独立し、別の”Agrapart”として活動し始めた為、現在は旧名称Agrapart et Filsから新たにPascal Agrapartと名乗っている。）1894年の創業以来、ひたむきにそして誠実に自然と向き合い、肥沃で健全な土壌を維持しており、その素晴らしいテロワールから生まれるシャンパーニュは、世界中で高い評価と受けている。2組の伝統的な垂直プレスにて圧搾されたジュースは、24時間にわたる清澄後、温度管理のされたタンクまたは600Lサイズの大樽へと移される。自然酵母による発酵、MLFを経てノンフィルターのベースワインは、タンクまたはブルゴーニュ（シャブリ）旧樽に移され、なるべく手を加えない為にバトナージュもされることなく翌年5月まで熟成される。区画ごとにベースワインを造りわけ、それぞれの土壌が持つテロワールを表現する。瓶詰め後はワイナリー地下のセラーにて寝かされ、ルミアージュ（リドリング）は全て手作業にて3〜4週間かけて行われ、デコルジュマン後には少なくとも2ヶ月ほどワインを落ち着かせた上で出荷する。ワインの味わいは畑が決めると豪語する通り、ブドウ栽培への溢れんばかりの情熱と、そのテロワールを表現するためのワイン造りへの並々ならぬ拘りを数世代に亘って受け継ぎ、最高級シャンパーニュを造り続ける生産者。

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