ジャック・カリヨン
ストーリー
■ ワイナリー概要
ジャック・カリヨンのドメーヌは、1632年創業というブルゴーニュでも屈指の長い歴史を誇ります。ピュリニー・モンラッシェ村で代々ワイン造りに携わってきたカリヨン家は、父ルイ・カリヨンの代を経て、ジャックと弟フランソワにより2つのドメーヌに分かれました。現在はジャックの息子・エマニュエル氏が6代目としてドメーヌに参加し、伝統を受け継ぎながらも、さらにその品質を高めています。ピュリニー村にグラン・クリュ「ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェ」をはじめ、1級畑「レ・ペリエール」「レ・コンベット」「レ・ルフェール」「ル・シャン・カネ」「レ・シャン・ガン」といった銘醸畑を多数所有。緻密で丁寧な畑仕事が特徴で、年に2度表土近くの根を切ることで、樹の根が深く地中へ伸びるよう誘導し、テロワールの表現力を高めています。化学薬剤の使用は極力避け、基本的にはボルドー液のみで病害虫に対応。また、ドメーヌ全体では30年以上にわたり生態系バランスを重視した環境整備を続けており、草地や農地エリアと森林エリアを共存させる構造となっています。醸造は、ステンレスタンクでの発酵と、樽による熟成をバランス良く組み合わせるスタイル。グラン・クリュおよびプルミエ・クリュは全て小樽(バリック)で熟成され、村名ワインには500Lのフードルとバリックを併用し、それぞれの個性を引き出します。熟成期間は約1年、新樽率はプルミエ・クリュでも高くて20%程度に抑えられ、ミネラル感と柔らかな酸、長い余韻を持つエレガントなスタイルが魅力です。
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